お客様が求めるサービスの「レベル」を感じ取ること

会社設立のお手伝いをしたお客様から、「自己紹介の挨拶用のチラシ」を私に作ってほしいと依頼を受けました。

私がパワポで自作した自己紹介用のチラシを見て、お客様から同じような感じで作ってほしいと言ってもらえました。

お願いされたときは、めっちゃびっくりしました。

「え、私なんかが作っていいの。。?」

デザイナーでもなんでもない、素人の自分が人様にチラシを作ってあげるなんて。。。

最初は戸惑いました。

でも、私がチラシを自分で作ろうと思った経緯を思い返してみると、こんなニーズも確かにあるなと感じました。

私が自分でチラシを作った理由

私が作ったチラシは、ご近所への挨拶用のもので、業者さんに頼まずに自分で作りました。

なんで業者さんに頼まずに自分で作ったのか?
というと、その理由は2つありました。

  • どんなチラシにしたいか、自分でしっかり整理したかった。
  • 売上に直結するような営業用のものを想定していなかったので、お金をかけるのはもったいないと感じた。

自分で伝えたいことを自分で整理したい

業者さんに外注で頼めば絶対にクオリティが高くてきれいなものが出来上がります。

でも、作る前は、どんなイメージでどんなことをアピールしたいか、自分でもしっかりと整理できていませんでした。

もちろん業者さんはプロなので、そんな何もわからない顧客のために、いろいろなデザインやメッセージの事例をたくさん紹介してくれるとは思うのですが。。。

でも、テンプレートだけに頼ってたのでは「本当に自分が伝えたいこと、大切にしたいこと」は伝わらない。。。

そんな生意気なことをことを考えて、まずは自分で伝えたいことをしっかり整理しようと思ったのでした。

お金をかけるのはもったいない内容かも。。。

次に、チラシの費用対効果を考えました。

チラシを作る前に、業者さんに見積もりをお願いしたところ、今回のチラシの目的からすると、少し高いと感じました。

今回作りたかったのは、ご近所への挨拶用です。
目的は、「ご近所の方に、こんな人が近所にいるんだ。こんなことを始めたんだ。」ということを知ってもらうことです。

かなりソフトに認知度を高めるくらいのレベル感です。


「お客様の具体的なお困りごとに訴求して、お問い合わせにつなげる」
といった、営業効果を狙うものではありません。
ご近所にいきなり営業する気満々なチラシでご挨拶するのは、ちょっとイヤだと思っていました。

そんなレベル感のチラシで、「営業=売上」につなげたいチラシではないので、お金をかけて外部業者にお願いするのはもったいないなあと感じたのでした。

チラシを作ってみて感じたこと

そんなわけで、自分で四苦八苦しながらなんとかこんなチラシをこしらえたのでした。

(※チラシ制作にあたり、さまざまな企業やイベントのPRをされている「liil合同会社」の篠原礼子さんに厚意で貴重なアドバイスをいただきました。ありがとうございました!)

自分でなんとか作りましたが、それはもう大変な作業でした。。。

「餅は餅屋」と言うとおり、やっぱり多少のお金を払ってでもプロにお願いした方が「高品質なものをスピーディに」作ってくれるし、自分が「四苦八苦してその作業に時間を取られる」というストレスからも解放されるということを実感しました。。。

でも、それでも、今回のチラシをちゃんとした業者さんにお願いするのはもったいないと感じたのも事実です。

お客様が求めるサービスの「レベル」を感じ取ることの大切さ

ここで、冒頭のお客様のご依頼に戻ります。

今回、お客様は「素人の私が作るくらいのクオリティでいいから、同じようなフォーマットでリーズナブルに作ってほしい」と思い、依頼をしていただきました。

私が自分でチラシを作ったのと同様に、
「プロに高いお金を払って作ってもらうほどではない。」
と思っていた。

でも、
「自分で作れるようになるまでの時間はかけられない。。。」
こんな風に悩んでいた時に、私のチラシを見て「ちょうどいい!」と思っていただいたのでした。

求めるサービスの「レベル」は千差万別

たとえば、「家の庭をステキにしたい」と悩んでいる人。

「家の庭をステキにしたい」という思いは同じでも、どうすれば「ステキ」だと感じるかは、人それぞれです。

「純和風の趣のある庭にしたい」
「南国リゾート風な庭にしたい」
「一面の芝で子供やワンちゃんが目一杯走り回れる庭にしたい」

こんな外観や雰囲気の違いもあれば、

「自分で手作りしていきたいので、材料だけ持ってきてほしい」
「全部お任せするのできっちり仕上げてほしい」

こんなの作り方の違いもあるでしょう。

もう一つたとえ。

「ちょっと家庭料理が上手くなりたい。」

そんな時に、「三つ星レストランのシェフの高級フレンチ料理教室」に通おうとは思わないですよね。

近所の料理好きな人たちのコミュニティとかを探すと思います。

同じように、

「チラシを作ってほしい」というニーズも、

「どんな目的で」
「どのくらいのクオリティで」
「どのくらいの費用をかけて」

作ってほしいかによって、お願いしたい人は変わってきます。

行政書士としても、お客様が求める最適なサービスを提供したい

行政書士が提供するサービスは、主に「書類の作成、手続きの代行」です。

これらの内容は、今回のチラシ作成と同じように「自分でやろうと思えばできなくはないこと」がほとんどです。
でも、チラシ作成と同様に、「自分でやろうと思えばできることはできるけど、慣れていないと大変で、時間がかかって、ストレスがかかる」作業です。

ただでさえ、
「士業に頼むのは敷居が高い。。。」
「報酬が高いに違いない。。。」
と思われて、なかなか気軽に相談に来ていただくということが少ない業界だと思います。

そんな中で、お客様の満足していただくためには、まずは
「相談しやすい雰囲気を作る」
ことが重要で、合わせて
「ご相談に来ていただいたお客様のニーズをしっかりとらえること」
が大切だと感じました。

つまり、「書類を作成する」「手続きを代行する」といっても、

「自分で作るので問題が無いかチェックしてほしい」
「面倒なことは全部丸ごとお任せしたい」
「書類の作成は任せるけど、どんな内容か理解だけはしておきたい」
「この手続きをやってくれるだけでいい」
「他の件も相談したい」

などなど、お客様によって様々な「思い」があります。

お客様がどんなサービスを望んでいるかをしっかりと感じ取り、最適なサービスを提供していくことが大切。

そんなことを思ったチラシの出来事でした。

最後に

最後に、今回チラシ制作でアドバイスをいただいた「liil合同会社」のホームページをご案内します。

もしPRしてほしいことなどがありましたら、ぜひお問い合わせしてください!

liil inc | PR company
liil(リール)は、クリエイティブやライフスタイルにまつわる分野でコミュニケーション活動を行うPRカンパニーです。

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